
ビックス工法は、コンクリート構造物のひび割れ補修工法の1つで、ゴムチューブを使用した特殊注入器具によって低圧で時間をかけて、ひび割れの奥深くまで接着剤を注入する工法です。
注入作業のほとんどをゴムチューブが受け持つ、省力化されたひび割れ補修工法です。

コンクリート構造物のひび割れ注入は、低圧・低速・長時間が最良の条件とされています。
ビックス工法では、注入材で膨らんだゴムチューブの圧力により、この条件をすべて満たし、ひび割れ深奥部や鉄筋の付着切れによる空隙にも完璧に注入できます。
これまでの検証では、ひび割れ表面で約0.2mm、ひび割れ内部では0.02mmまで注入が可能です。
インジェクター(特殊注入器具)を膨らませるだけの短時間作業で、特殊な技術を必要としません。

ゴム収縮による均一な圧力が注入を続けます。
また、ゴムチューブに残った注入材を点検することで硬化確認ができますので、施工管理が容易です。

ひび割れ注入後50年経過した昭和大橋
【2014年9月2日撮影】

●BL シール
BLシールは、ひび割れ専用シール材として開発された、パテ状のポリエステル樹脂系接着剤です。
速硬化性のため、数時間の養生で注入作業ができ、小規模工事に有効です。
●#101
汎用性のあるエポキシ樹脂系接着剤です。可使時間が長いため、中・大規模工事で使用されます。

注入材の追加が可能な構造なので、注入量が多くなる場合など、必要に応じて注入材の補充ができます。

定量型のため注入量(約40g/本)の管理が容易であり、貫通したひび割れの場合では、反対側からの注入材の漏れによるトラブルを未然に防ぐことができます。
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